2006年のバンクシーが世界進出の足掛かりとなった ロサンゼルスで開催された個展「ベアリー・リーガル(ギリギリ合法) 2006 9/15から3日間」(赤に金色の花柄を全身にスプレーペイントしたインド象で有名)で発表されたアプローズ。
2003-2011年のイラク戦争では、米軍の爆撃の映像など24時間ノンストップでニュース配信され、ある意味戦争のエンターテイメント化を色濃くしました。最前線からリアルタイムで送られてくる映像は、世界各地で繰り返されている争いの残酷さを正しく伝えていない・・・出撃する戦闘機に「拍手」の文字を提示・・・これはTV収録でディレクターが観客に向けて「アプローズ(拍手)」のサインを出すことに重ねあわせて、皮肉っているのだと解釈できます。大儀は戦争反対・・・それをBNAKSY流にアートにした作品と言えるのではないでしょうか。
鮮やかなベストを着てアプローズと記されたサインがモノクロの全体と対照的なコントラストを表現し、コピーを繰り返すことで、経年劣化のようなタッチが再現されている。
バンクシーでは、嫌味のない受け入れやすい「いやみのないカッコいい」作品です。
バンクシーScreenprint でもっとも大きな大迫力の作品(805×1215mm)。額装すると横幅1.5mぐらいになります。
シェパードフェアリー(OBEY)は「applause」がバンクシー作品で一番好きと言っているそうだ。
私もこれまでに3作品applauseを扱ってきましたが、人気が高く早く売れてしまう傾向にあります。
市場価格は2021年時点で サインなしで1200-1700万円
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基本的にこのようなタイプの額装になります。 額横幅151.5㎝ 都内ヴューイングスペースにて撮影。